kiji-17 FP 3級の受験体験記

勉強

 2025年7月に、日本FP協会のFP3級(3級ファイナンシャル・プランニング技能検定)を受験・合格しましたので、受験の体験記をまとめました。

FP3級に興味のある方や受験する方にとって少しでも参考になれればうれしいです。

1.受験のきっかけ

老後2000万円問題がでてからというもの、老後が心配でたまりません!

いや、老後だけではなく、今の生活もこころもとない!

そんな不安な生活をおくる中、お金の対策をしなくては!といろいろ調べました。

インターネット上の動画やブログ、また本や雑誌など、観たり、読んだり、聞いたりしてきました。

そうして、家計の見直し、保険のこと、株式のこと、経済のこと、などなど勉強してきました。

勉強していくなかで、「全ての日本人はFP3級と簿記3級を勉強すべきである」という動画に出会いました。

「FP(ファイナンシャルプランナー)3級と簿記3級は、お金に関する知識や社会の仕組みについて、初心者が網羅的に学べる資格であり、たとえ試験は受けなくても勉強する価値がある!」という感じの内容でした。

FP3級と簿記3級については、以前にも興味が湧き、本を買ったり、YouTubeの動画を観たりしたことはありました。

ただ、本だけのときは、読んでいても頭に入ってこず、すぐに眠くなったり、意味がわからなくて頭が痛くなったりと、途中で勉強を辞めてしましました。

一方、動画は、とてもわかりやすい解説で理解することができたので、一通り観ました。が、受験するつもりはなかったので、聞き流して終わっていました。

<受験しようと思ったきっかけ>
私の場合は、シンプルに受験勉強するための時間ができたためです。 できた時間で、以前から興味のあったFP3級と簿記3級を勉強しよう。勉強するならば、成果がわかるように受験をしよう。と思ったためです。

試験は、先にFP3級を受験し、その後、簿記3級を受験することにしました。
先にFP3級を受けた理由は、FP3級が合格率80%以上と、難易度の低い試験であり、すぐに合格できそうだなと思ったからです。
【簿記3級の体験談はこちらのページに記載しています】
※「はじめに」の文章は同じ内容です。

2.FP3級試験について

 FP(ファイナンシャルプランナー)試験は、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」の2団体が実施しています。

「金融財政事情研究会(きんざい)」は金融機関からの受験者が多いとされることから、金融機関に関係の無い私は、「日本FP協会」の方を受験しました。

以下は、「日本FP協会」のFP3級について記載しています。

〔※2025年10月時点、詳細は「日本FP協会」のホームページへ:FP技能検定 | 日本FP協会

※FP3級試験は、2024年4月よりCBT方式(パソコンを使用して受検する試験方式)に切り替わりました。
 これにより、休止期間を除いて、随時受験可能となりました。

・試験名 :ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級(国家検定)
・試験機関:日本FP協会(厚生労働大臣指定試験機関)
・試験内容:学科試験・実技試験
・試験日時:休止期間を除き、テストセンターの空いている日時から選択可能
・試験会場:全国のテストセンターから選択
・試験申し込み:インターネット予約のみ
・試験時間・問題数・出題形式・合格基準
     :学科試験:90分・60問・多肢選択式・36点以上(60点満点)
      実技試験:60分・20問・多肢選択式・60点以上(100点満点)
※学科試験・実技試験のどちらか一方を合格した場合は、合格した試験実施日の翌々年度末ま で、合格した方の試験は免除できます。

・合格率:学科試験:75~90%、実技試験:80~90%
・試験方式:CBT(Computer Based Testing)方式
      ※パソコンを使用して受検する試験方式
・受験資格:FP 業務に従事している者または従事しようとしている者
      (※実際は誰でも受けられます)
・受験手数料:学科試験+実技試験8000円(非課税)
       学科試験・実技試験 各4000円(非課税)
       受験日の3日前までキャンセル可能(キャンセル料あり)

3.FP3級試験へ申し込み 

申し込みは、パソコンのインターネットから行いました。

学科試験と実技試験を別々に申し込むようになっていました。
(試験毎に、受験日・受験時刻を選びます。)

私は、同じ日に連続して受けられるように申し込みました。

4.私のFP3級勉強方法

 勉強は、以下の方法で行いました。

①YouTube上のFP3級の解説動画視聴(「ほんださん / 東大式FPチャンネル」)。
 【ほんださん / 東大式FPチャンネル – YouTube
②私が入っているネット上のコミュニティサイト内のFP3級の解説動画視聴と問題集。
③全動画視聴の1周目、2周目と終わるたびに日本FP協会HPの過去問を解く。
④試験日直前にCBT方式の模擬試験を解く。
 模擬試験は、ほんださんの動画で紹介されていた「FPキャンプ」に入会後、CBT方式の(パソコンを使用した)試験を受けました。

勉強時間は、1日1~2時間程度、たまに4時間行い、期間は1ヶ月半程度でした。
ただし、合格するだけなら、もっと早くに終わりました。

5.試験当日

試験会場には、試験開始前15~30分に着くように記載されていたので、30分前に着きました。

試験会場での、流れは以下のようになります。

<試験開始前>

①受付で、受験する試験名を伝え、身分証明書(私は運転免許証)を提示しました。
(試験会場では多種類の試験を受けられるようでした)

②身分証明書の掲示の際、顔の確認をされました(マスクは外すように言われました)。

③試験時間まで受付場所の近くのイスで待機するように言われ、その間ロッカーに荷物をしまいました(荷物は全てロッカーへ)。

④試験開始前に、係の人が試験の説明とカンニングチェック(手の平を観られました。メモしてないか?)をしました。

⑤メモ用の紙1枚とボールペンを渡され、試験会場に入り、受験するパソコンへ案内されました。

<試験本番>

まずは「学科試験」を受けました。

試験の始め方の説明書をもらいましたし、パソコン上でも説明書きがありました。
が、緊張のためか、開始する方法がわからなくて戸惑っていると、係の人が、画面上に指さしし「ココです」と、クリックする場所を教えてくれました。

その後の試験は、スムーズに進みました。
(事前に模擬試験を受けておいたことが功を奏しました。)

開始から30分くらいで全て終わり、画面上の終了ボタンを押すと点数が画面にでました。

合格点がとれていました(9割正解してました。ホッ)。

試験が終わったら退出可能だったので、紙とペンを持って、会場からでると、受付で試験結果が印刷された紙を渡されました。

次に「実技試験」を受けました。

その日は受験者が少なかったのか、次の試験は、時間を前倒しで受けさせてもらえました。

実技試験も同じように、時間まで待機し、時間になってから試験会場にはいり、試験を開始しました。

その際、また紙とペンを渡されました。余談ですが、先の学科試験では、紙は一切使わずに終わったので、同じ紙を渡されました(同じ紙だと係の人に言われました。)

こちらの試験も早く終わりました(トータル30分くらい)。

結果は、こちらも合格点でした(こちらも9割正解。ヤッター!)。

見直しについてです、私は、8割以上間違いなく点が取れると思っていたため、解答が終わった時点で終了ボタンを押しました。見直しても時間は十分間に合ったと思います。

また試験では、過去問や模擬試験では見たことのない問題もありましたが、「何問かは、新しい問題やかなり難しい問題が入る」的なことを事前に読んでいたので、迷っても「これかな?」と思う答えを選んで、余り気にせずどんどん問題を解いていきました。

落ちるはずは無いとは思っていても、合格点をみたらホッとしました。
次は、簿記3級、その後はFP2級だな!と思い帰路につきました。

※点数は試験会場でわかりますが、この時点ではまだ合格確定ではないそうです。
合格発表は、試験日の翌月中旬に行われました。
日本FP協会HPから見ることができます。
合格証は翌月届きました。

6.受験した感想

FP3級は、ファイナンシャルプランナーの入り口的な試験であり、合格率80%程度ということからも、初心者でも受かりやすい試験と言われています。

私も、全くの初心者(49歳)でありながら一発合格できました。

しかし、全く勉強していなければ、決して合格できる試験ではないと思います。

勉強すると、今まで言葉は知っていても、正確なこと、詳しいことを知らないでいた知識を学ぶことができました。これは、動画のわかりやすい解説のおかげです。

FP3級は、資格を取れたからといって仕事に生かせるわけではありませんが、これからの生活には、確実に生かせる知識が身についたと思います!受験して良かったです。

FP3級の上位資格であるFP2級は、合格率40%程度と、難易度が上がりますが、FP3級・2級ならば、私のような一般人(金融に関係ない職業)でも、受かることができる試験といわれています。

さらに知識を深めるためにも、FP2級にも挑戦する予定です。

 

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